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チュカ

ティンプー

ブータンとインドのメインの陸路国境の街プンツォリンは有名ですが、チュカという名前を聞くと「どこ?」と思われる方も多いと思います。チュカは1962年にインドと首都ティンプーを繋ぐ国内最初の自動車道路が開通した県。ドゥック航空がパロへの定期便の運航を開始する前はブータンを訪れる人々はみなプンツォリンから入国していました。チュカのメインの街であるプンツォリンは自動車道路開通後に急激に大発展した街で、現在もブータン第2の都市として大きな賑わいを見せています。

プンツォリン

インドから陸路でブータンを目指す際、最も多くの人が行き来するのが国境の街プンツォリン。インド側の街・ジャイガオンとは「ブータン・ゲート」を通って往来ができるため、昼には多くのインド人とブータン人でインドの街中のような雑多な賑わいを見せていますが、ゲートの閉まる夜間には静かなブータンの街に変貌します。
標高が低いため、気温が高く雨も多いこの街は亜熱帯気候に属し、周囲の自然もパロやティンプー等他のブータンの山間部の街とは異なっています。プンツォリンから首都のティンプー、パロまでは国道一号線を通って約6時間の行程です。

ブータン・ゲート

外国人が通る事が出来るブータンとインドの4ヶ所の陸路国境の中で一番メインとなるのがプンツォリンに建つブータン・ゲート。インドの雑多な街からこのゲートを通って一歩ブータンへ足を踏み込むと、街の雰囲気は一変します。
「ブータンにやって来た!」事を実感できるでしょう。

プンツォリン サンドペルリ・ラカン

ブータン各地でよく目にする事が出来る3階建ての独特な形のこの建物。プンツォリンのサンドペルリ・ラカンは街の中心にあり、街のどこからでも歩いて訪れる事が可能です。「サンドペルリ」とは世界の中心である須弥山のさらに上にあるグル・リンポチェの宮殿の事。日が暮れて涼しくなってくると毎日多くの人が参拝に訪れます。インドから陸路で入国する場合、ブータンが敬虔な仏教国であると感じる事が出来る最初の場所です。

カルバンディ・ゴンパ

プンツォリンの街を出て国道1号線を走る事約10分。右手に見えてくるのがカルバンディ・ゴンパです。ここは1960年代に建てられた比較的新しい僧院。僧院の外には8つの仏塔が立ち並び、ここからは平野に開けたブータンとインドの国境地帯を一望する事が出来ます。僧院の隣に建つのは第2代ジグミ・ウォンチュク国王のお妃様の冬の宮殿。第3代ジグミ・ドルジ・ウォンチュク国王のお妃様も冬の宮殿として使われた建物です。

ゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ

国道一号線上で一番崖崩れが多いのがジュムジャと呼ばれる場所。プンツォリンから北上する場合、そのジュムジャを通り過ぎると10分ほどでゲドゥの街に到着します。大学がある事でも知られるこの街の入り口に建つのがゲドゥ・ラプツァ・ゴンパ。色鮮やかな経文旗が風に揺れるこの僧院には15人程の僧侶が暮らしています。この僧院も比較的新しく、内部には千手千眼十一面観音像やお釈迦様、グル・リンポチをはじめ様々な像が祀られており、堂内の壁には色鮮やかな美しい壁画が描かれています。

チュカ水力発電所

国道一号線沿いのチュカには1986年に完成したチュカ水力発電所があり、この発電所を見下ろす気持ちの良い場所にレストランが建っています。
プンツォリンからティンプー、パロを目指す観光客はほとんどの方がこのレストランで昼食を食べる事になるでしょう。

見どころ その他のエリア

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