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サルパン

ティンプー

旅行者があまり訪れる事はないサルパン。生活の中心地であるゲレフの街はインドとの陸路国境を有し、空港や巨大な変電・送電施設、酒造工場などが建設され近年大きな発展を続けています。ゲレフの周辺にはブータンで最も広い平野部が広がっており、今後ブータン南部を東西に繋ぐ鉄道の建設も予定されているのだとか。
旅行者にとってはあまり「これ!」といった見どころが無い場所ですが、今後南部ブータン経済の中心地となって行くであろうサルパン・ゾンカクをご紹介します。

サルパン

サルパンの街

サルパンの県庁所在地はその県名と同じサルパンの街。ゾンや僧院、学校などはありますが生活の中心地はさらに南部のゲレフの街になります。
こちらは2011年当時のサルパンのバザールの様子。このバザールは残念ながら2016年に発生した大洪水で大きな被害を受けてしまいました。もう今は見ることが出来ない以前のサルパンの光景です。

サルパン・ゾン

現在のサルパン・ゾンは他の県のゾンとは違い、ブータンの伝統建築ではなく、なんとなく南国ぽい雰囲気を感じさせる普通の建物です。
現在はブータン伝統建築の新しいゾンを建設中、当初は2023年に完成予定でしたが、新型コロナウィルスの影響等もあり2024年の完成、移転を目指して引き続き工事が続けられています。

サルパン・サンドペルリ

サルパンの街に建つサンドペルリ。このお寺の正式名称は”Pelri Sangchen Yoedsel Choeling”。2009年に第4代国王陛下のお后であるアジ・サンゲイ・チョデンによって建てられたサルパンの街を代表する寺院です。

サルパンからチランへ

サルパンの街から北へ。街を出てしばらく走り、チェックポストを越えると道はどんどん山の中に入っていき、周囲の景色はよく見るブータンの光景になってきます。チェックポストからチラン県との県境までは約1時間の距離。日本の協力で架けられた橋を渡るとチランの県境はもうすぐです。

サルパンからゲレフへ

サルパンの街からゲレフの街までは車で約1時間の距離。
ブータンの他の地域ではなかなか見ることが出来ない広大な田園やジャングルを見ながら、インドとの国境沿いの平野部を通る一直線の舗装道路を走っていくとサルパンのバザールに到着します。

ゲレフ

ゲレフの街

ブータン南部サルパン県の中心都市・ゲレフの街。インドとの陸路国境を有し、空港や巨大な変電・送電施設、酒造工場などが建設され近年街はどんどん拡大しています。
ゲレフの周辺にはブータンで最も広い平野部が広がっており、今後ブータン南部を東西に繋ぐ鉄道の建設も予定されているそう。発展を続ける新しい街のため、あまりブータンらしさは感じられない街並みが広がっています。

ブータン・ゲート

ゲレフの街はサムドゥプ・ジョンカルと同じくインドのアッサム州との陸路国境が正式に開かれています。
ブータン・ゲートが建つのはゲレフの街から約1kmの場所。この国境は2011年に正式に外国人の陸路出入国が認められました。インド側の最寄りの空港はサムドゥプ・ジョンカルと同じくグワハティ空港。国境ゲートからグワハティ空港までは約6時間の距離です。

ゲレフ空港

現在ブータン国内にある4つの空港の一つがこのゲレフ空港。以前は国内線の定期便が運航していましたが現在は運休中。空港を拡大して今後国際線を飛ばす計画もあるのだとか。
今後の運用が期待されるブータン唯一の平野部に造られた空港です。

ゲレフ・タトパニ(温泉)

ゲレフの街から北へ約1時間。道路沿いに建つ仏塔から川沿いに下って行った先にブータン南部を代表する温泉のタトパニ温泉があります。
“タトパニ”とは”温かいお湯”を意味するネパール語。ジェ・ケンポ大僧正もいらっしゃるというこの温泉の周囲には宿泊施設などもあり多くの湯治客が訪れています。

見どころ その他のエリア

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