モンガル
中央ブータンの中心地・ジャカルから車へ約8時間ほど走るとモンガル県の中心地・モンガルの街に到着します。
モンガルはブータンの東西を繋ぐ東西縦貫道とルンツェへの道がぶつかる地点に近代化以降新しく作られた東ブータンの入り口となる街。標高は約1,500mで、温暖な気候なモンガル周辺ではサトウキビやトウモロコシ等が育てられています。
ナムリンの滝
トゥムシン・ラを越えてモンガル県に入り、さらに先に進んでいくとナムリンの滝が見えてきます。山国のブータンに数多くある滝の中でも最大級のこのナムリンの滝。この辺りはいつも深い霧に包まれており、東西縦貫道の中でも最大の難所となっています。
モンガルの街
元々のモンガルの街は東西縦貫道沿いに数軒の商店が並ぶ程度の小さな集落でしたが、1990年代以降、道路状況が整備されていくに伴って新しい街が計画的に作られどんどん発展していきました。現在も東ブータンの入り口として、そして東ブータンの中心としてモンガルの街はどんどん発展しています。
モンガル・ゾン
モンガル・ゾンは第3代国王によって1950年代に建設されたブータンの中では比較的新しいゾン。
他のゾンのような大きな規模では無いものの、このモンガルでも毎年冬にモンガル・ツェチュが行われており、同時期に行われるタシガン・ツェチュと合わせて毎年数多くの観光客が訪れています。
コリ・ラ(峠)
東西ブータンを繋ぐ東西縦貫道のモンガル~タシガン間の最高地点がコリ・ラ。と言ってもこの辺りは標高も低くこの峠は約2,400m程しかありません(それでも十分高いですが)。コリ・ラを過ぎると東西縦貫道はダンメ・チュ沿い迄一気に標高を下げさらに東へと向かって行きます。
ダミツェ・シェダ
ダンメ・チュ沿いを走る東西縦貫道をそれ、長く続く坂道を上がりきった尾根の上にダミツェ・シェダは建っています。
ユネスコの世界無形文化遺産に登録されているダミツェ・ガチャムはこのダミツェが発祥の地。現在はブータンのニンマ派最大級のシェダ(仏教学校)となっています。