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サムドゥプ・ジョンカル

ティンプー

東ブータンの国境の街サムドゥプ・ジョンカル。ここはインドのアッサム州との陸路国境の街としてかつては大きな賑わいを見せていました。ブータンで初の映画館が建てられたのもこのサムドゥプ・ジョンカルでした。
アッサム州の州都・グワハティまでは車で約2時間の距離という事もあり、東ブータンを周る際の入り口となる重要な街です。サムドゥプ・ジョンカルの標高は約150m。周囲にはジャングルが広がるブータン東部の国境の街の周辺をご紹介します。

ヒンドゥー寺院

タシガンから南へ。ペマガツェルへの分岐点となるツェリンコルを通り過ぎどんどん標高を下げていくと道路の右手に小さなヒンドゥー寺院が建っています。サムドゥプ・ジョンカルとタシガンの間を走る車はここで必ず止まり、旅の安全を祈ってお参りしていきます。この寺院には一人のサドゥー(ヒンドゥーの行者)が住んでおり、道を行きかう人々の安全を祈ってくれています。

グル・リンポチェの摩崖仏

道路沿いに彫られた巨大なグル・リンポチェの磨崖仏。ここを過ぎてしばらく行くとサムドゥプ・ジョンカルの街に到着します。

サムドゥプ・ジョンカルの街

東部ブータンとアッサム州を結ぶ陸路国境の街サムドゥプ・ジョンカルは、かつてインド領だったこともあり、ブータンの街というよりはインドの地方都市という雰囲気が漂う場所。ブータンで最初に映画館が建てられたこの街はかつて交易市等も立ち、大きな賑わいを見せていましたが、今は30分も歩けば街の隅々まで見ることが出来る規模になっています。
標高は約150m。アッサム地方と同じく熱帯モンスーン気候に属する為、夏の最高気温は35度を上回ることもあります。

サムドゥプ・ジョンカル ゾン

街の北の外れに建つサムドゥプ・ジョンカルのゾン。周囲には椰子の木が茂り、少し先にはジャングルが広がっています。ブータンのゾンの中では珍しく平地に建つこのゾンに観光客が訪れる事はまずないと思いますが、毎年冬にツェチュ祭が開催されています。

マニ・ドゥンコル

サムドゥプ・ジョンカルの街の中心にある広場に建つ大きなマニ車がマニ・ドゥンコル。ブータンの他の地域では朝晩マニ車を回しながらお参りする人々の姿を見ることが出来ますが、ここサムドゥプ・ジョンカルでは暑いからかその数も少し少な目。街のシンボルともなっている大きなマニ車です。

ブータン・ゲート

現在、ブータンとインドの国境に建つブータン・ゲートは全部で4ヶ所に設けられています。ここがブータン最東端の陸路国境サムドゥプ・ジョンカルのブータン・ゲート。以前は出国のみ認められており、ここからブータンに入国することは許可されていませんでしたが、現在は出入国とも可能となっています。
ここからアッサム州の州都・グワハティ迄は完全に舗装された道路を走り、ブラフマプトラ川に架かる橋を通って約2時間のドライブで到着します。

メラ・バザール

ブータン領内ではなく、インド側に入った先に”メラ・バザール”と呼ばれる商店街が広がっています。現在ブータン国内で着られている民族衣装ゴ・キラの生地はほぼすべてがインド産。このメラ・バザールはそれらの生地取引の中心地となっている商店街です。時間があればぜひ立ち寄ってみていただきたい場所の一つです。

見どころ その他のエリア

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