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トンサ

ティンプー

かつては東西ブータン、そして南への交通の要衝であったトンサの街。道路状況が良くなったことで今はトンサに泊まる方は少なくなりましたが、この街はブータンの歴史、王家にとって非常に重要な街なのです。
見る物を圧倒するトンサ・ゾンの姿。王家にゆかりのある古い宮殿。そして美しいブラックマウンテンの大自然。時間を取ってゆっくりと見て回ってほしいトンサの見どころをご紹介します。

チェンデブジ・チョルテン

ペレ・ラを越え、トンサ県に入ってしばらく走ると目の前に大きなネパール式の仏塔とその周囲にマニ壁、ブータン式の仏塔が見えてきます。
ここに建つ大きな仏塔がチェンデブジ・チョルテン。その昔、この地に住み、行き来する旅人を邪魔していた悪霊を鎮めるために建立されたと言われています。

トンサ・ゾン展望台

チェンデブジ・チョルテンから車で東へと走る事約1時間。マンデ・チュ沿いの渓谷の対岸にトンサ・ゾンとタ・ゾン。そしてトンサの街並みを望むことが出来る展望台に到着します。
かつて東西ブータンを繋いでいた旧道はこの展望台の辺りからマンデ・チュに下り、橋を渡ってトンサ・ゾンへと繋がっていました。この旧街道は今でも歩く事が出来る道。時間と体力がある方は是非トライしてみてください。
目の前に見えるトンサの街まではここからさらに車で30分程走ると到着します。

トンサの街

かつては東西ブータン交通の要衝であったトンサの街。以前に比べると道路状況が格段に良くなり、今はトンサに泊まる観光客は少なくなりましたが、この街はブータンの歴史、王家にとって非常に重要な街なのです。
街中のこの分岐点を右に行くとトンサ・ゾン、そして南部のシェムガン、ゲレフへ。左に行くと中央ブータンのブムタン谷、そしてさらに東へと道が続いていきます。
この分岐点のすぐ近くには先代国王陛下がまだトンサ・ペンロップを務められていた頃の記念碑が掲げられています。歴代の国王陛下はトンサ・ペンロップに就任することによって正式に皇太子として認められるという習慣が今も残っています。

トンサ・ゾン

かつて東西ブータンを行き来する旅人が通る関所の役割も果たしていたトンサ・ゾン。渓谷を見下ろす尾根の上をなぞるようにして建てられたその姿は訪れる者を圧倒する程の迫力に満ち溢れています。今も多くの僧侶がこのゾンで日々の生活を送っており、毎年冬にトンサ・ツェチュが行われています。また、ゾンの中では今でも昔の街道の名残が残されており、当時の門等も見ることが出来ます。
ブータンの東西を繋ぐ道路状況が改善され、外観だけを見て先へ向かう方も増えてきましたが、歴史的にも非常に重要な場所なのでぜひゆっくりと見学してもらいたい場所です。

タ・ゾン(博物館)

かつてトンサ・ゾンの望楼だったトンサのタ・ゾン。現在はパロのタ・ゾンと同じく博物館としてなっています。ブータン内に数あるゾンの中でこれほど立派なタ・ゾンが建っているのはここトンサとパロ、後は南部のダガナのみ。この3つの県がブータンの歴史の中で非常に重要な役割を持っていたことがわかります。

クンガ・ラプテン宮殿

トンサの街から車で南へ向かう事約1時間、町から約25Km離れた場所に歴史あるクンガ・ラプテン宮殿が建っています。クンガ・ラプテン宮殿は第二代国陛下の冬の宮殿として使われていた建物。この辺りは標高約1,700~1,800mと、パロやティンプーより1000m近く低く、冬でも温暖な気候である事から当時はこの場所を冬の宮殿としていました。
現在は文化庁の管理下に置かれているこの宮殿。当時1階は食品を保存するための食糧庫、2階は王に仕える人達と兵の居城、3階は王室のプライベートな部屋となっていました。最上階の4階には立派な仏間があり、お釈迦様、シャブドゥン、そしてグル・リンポチェの像が大切に納められています。

ユンドゥン・チョリン宮殿

クンガ・ラプテン宮殿からさらに南へしばらく走ると初代国王ウゲン・ワンチュクの冬の宮殿であったユンドゥン・チョリン宮殿が見えてきます。
現在は現国王陛下の命により僧院となっているこの宮殿。ここを越えさらにに南へと進んで行くとシェムガンに到着します。

見どころ その他のエリア

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